食農生産科の課題研究で、2年生2名と3年生5名が、4月から『バナメイエビの飼育の基礎研究』に取り組んでいます。
研究を始めるにあたり、4月下旬にエビを飼育するための準備をしていた頃が懐かしい。
学校でエビを飼育するなんて初めてなので水質管理などの仕方を、養殖販売を専門に扱われている企業の方に教わりました。



そしてエビの飼育開始。日々の水換え、餌やり、水質検査。
課題研究として、餌の種類を複数設定してその発育の違いを調査しながら、すくすくとエビは育っていきました。
しかし大きくなるにつれ、共食いと飛び出し事故が増え、100匹入荷したエビがなんと18匹まで減ってしまいました。
指導いただいた企業の方に伺うと、初めての飼育で生存率18%は悪くないとのことでした。
初めての飼育・養殖に挑戦された方の多くは、初めに全滅を経験されるそうです。






そして、バナメイエビ飼育から約8ヶ月、3年生が育てたエビ(11匹)をいよいよ試食する事になりました。
バナメイエビは氷締めをして、最後の調査として、個体の重さと大きさを計測しました。






その後、天ぷらに調理して、食感や匂いなどを確認しました。臭みもなく、身もぷりぷりとしており、頭の部分まで食べることができて、たいへん美味しいと好評でした。
学校では8ヶ月で出荷サイズとなりましたが(ちょっと小ぶりですが)養殖されている企業は、バナメイエビを稚エビから3〜4ヶ月で出荷サイズに成長させるそうです。
さて、2学期も来週で終わり、1月からは3学期。研究した成果を発表する『課題研究発表会』まで、もうひと踏ん張りです。
1年間の研究をまとめあげます!