7月17日(月)に食農生産科1年生を対象とした発酵ツアーを実施しました。
この発酵ツアーでは真庭市で発酵に関わる仕事を生業としている方にお話を伺ったり実際に見学させていただりしました。
はじめは蒜山下和にある「蒜山工藝くど」で農薬や肥料を一切使用しない自然栽培やどぶろくの製造をしている高谷さん、捨てないパン屋さんとしてパン製造を行っている田村さん、天然酵母によるビールの醸造を行っている杉さんの3名に話を伺いました。御三方は真庭市に移住して来られた方々で、発酵について教えていただくとともに真庭市で営む魅力も教えていただくことができました。
次に勝山地域の酒造の老舗「御前酒蔵元 辻本店」で7代目の辻総一郎さんに日本酒の製造について教えていただきました。原料となる酒米についての説明や、米の磨き具合や発酵の具合によって度数や味が異なることに興味を持つことができました。
最後は久世地域の老舗「河野酢味噌製造工場」で、伝統的な作り方をする味噌や酢の製造現場を見学しながら味噌や酢の発酵に関わる微生物の説明をしていただきました。蔵の中に住む微生物を利用した発酵で味噌を作る方法や麹の製造方法を学ぶことができました。
今回の発酵ツアーをきっかけに発酵に関する知識を深め、「真庭市発酵マイスター」の資格取得を目指して継続して勉強していきます。