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  4. 食農生産科1年 育てた白菜と大根でキムチ作り(その2)

食農生産科1年生が、『農業と環境』の授業時間で、自分たちで育てた白菜と大根を使ってキムチ作りの実習に取り組みました。

先日の授業で、白菜・大根の下漬け(塩漬け)したものを、赤唐辛子やニラ、調味液と合わせて本漬けしました。
下漬けした白菜・大根を樽から引き上げると大量の水が樽の中に。
こんなにも野菜の中には水分が含まれているのだと改めて実感しました。
白菜・大根の水分をきり、漬けダレの準備に取り掛かります。

ニラとニンニクを刻む人、タレにとろみをつけるための糊を作る人、だし汁に糊や刻んだ香味野菜、そして赤唐辛子を加えて混ぜ合わせる人。
ニラと唐辛子の色合いが、図らずもクリスマス(笑)。
みんなで手分けをしながら漬けダレ作りを進めていきました。

そして、白菜の葉の一枚一枚をめくりながら漬けだれを塗っていきました。すでに美味しそう!!
それぞれ小袋に入れて持って帰って試食します。
すぐ食べられるけれど、数日冷蔵庫でつけておくと味が馴染んでより美味しくなります。

袋詰めができたら片付け開始!!作業台の上をきれい洗おう。
机を外に出して床も水切りして、きれいになったら元の状態に机を戻す。
始めたときよりもきれいな状態に、そしてみんなで協力して片付けを行う。
これも大切な学習です。

夏休みに播種した白菜、9月に畑に播種した大根が、立派なキムチに加工することができました。
持って帰って家族で食べるのが楽しみですね。
たくさんの白菜・大根キムチができたので、日頃お世話になっている先生方にお裾分けしました。
先生方も喜んでくれました。

漬物類の生産量は1995年ごろから減少傾向にあり、食の多様化や減塩・低塩志向などによる消費の低下が原因だと言われています。
しかしその漬物類のなかでもキムチは、2000年にピークを迎え、現在でも漬物類の中で生産量がトップです。
辛味ブームだけでなく、チャーハンや豚キムチ、キムチ鍋のように他の料理へ利用できる点がその要因のようです。
さあ、手作りキムチを家族で食べて心も体もポカポカになろう!!